パレスに引き分けたシティ photo/Getty Images
リードを守りきれない
プレミアリーグ第17節でクリスタル・パレスと対戦したマンチェスター・シティ。2点を先に挙げ、勝ち点3が濃厚かと思われたが、76分と後半ATに失点を許し2-2の引き分けに終わった。
チェルシー戦(4-4)、リヴァプール戦(1-1)、トッテナム戦(3-3)と同じようにリードしながらも試合終盤に失点を許し、勝ち点3を逃すケースが目立つ今季のシティ。
英『Manchester Evening News』では「シティは同じミスを繰り返している」と今季の失点と勝ち点を逃す試合を問題視している。シティはここまで公式戦26試合を戦っているが、クリーンシートはわずか5回のみとなっており、昨季に形成した世界屈指の守備陣は見る影もない。
プレミアリーグでは8試合で残り20分、すなわち70分以降の失点を許しており、勝ち点を逃した試合は6試合だ。また勝ち点3を逃し、勝ち点1になってしまった試合はそのうち4試合もある。アーセナル戦やアストン・ヴィラ戦など圧倒される試合もその中には含まれるが、試合を支配されながらも終盤にコントロールできなくなり、失点を許すケースが多い。
CLを合わせると、8試合連続で失点しているシティ。DFジョン・ストーンズが離脱する期間やMFロドリが出場できない試合も今季はあるが、昨シーズンとディフェンスラインの変更があるのは、DFアイメリック・ラポルトが退団し、DFヨシュコ・グヴァルディオルが加入したのみだ。
まだシーズンは中盤であるが、リードを守りきれない今の状況やクリーンシートが少ない状況は修正する必要があるだろう。ここからクラブW杯も控えているシティは、失われた安定感を取り戻すことができるのだろうか。