FCコモに所属するクトローネ photo/Getty Images
レンタル移籍を繰り返した末に現在はセリエBに
2017-18シーズンにミランの一員としてセリエAで10ゴールを記録してから5年。当時イタリア期待の若手ストライカーだった男は、現在セリエBの舞台で奮闘している。
今季ここまでセリエBで7ゴールを挙げているのは、25歳を迎えたFWパトリック・クトローネだ。
2017-18シーズン当時の輝きは見事だったが、クトローネはそこから順調にステップアップできなかった。2019年にはイングランドのウォルバーハンプトンへ完全移籍し、そこからフィオレンティーナ、バレンシア、エンポリとレンタル移籍を繰り返すキャリアに。
結局ウルブズでも戦力とはならず、昨夏にイタリアのFCコモへと移籍した。コモはクトローネの出身地でもあり、セリエBで戦う故郷に戻ったのだ。
昨季はセリエBで9ゴールを挙げたが、今季は前半戦の段階で7ゴールとペースが良い。チームもセリエBで3位と好位置につけており、セリエA昇格も現実的な目標だ。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、クトローネもコモの選手としてセリエAへカムバックするイメージを描いているようだ。
「できる限りのことをしないとね。ここ何年も安定したプレイができていなかったから。今はチームでのプレイと得点を挙げることに集中している。もしクラブが契約延長について話すというなら、僕もそれに対応するよ。
イタリア代表では2018年にプレイしたのが最後だが、25歳という年齢を考えればここからの巻き返しも可能だろう。ミランで期待されていたストライカーがセリエBにいるのは驚きかもしれないが、クトローネは一歩ずつ前へ進んでいる。