なかなか調子が上がらないナポリ photo/Getty Images
昨季から一気にトーンダウン
昨季王者ナポリの転落が止まらない。7日にはセリエA第19節でトリノに0-3の完敗を喫し、順位は9位まで落ちてきた。
クラブはリュディ・ガルシアを解任してワルテル・マッツァーリを指揮官に迎えたが、事態は改善されていない。
昨季と比べると、昨季は19試合を消化した時点で黒星が1つしかなかった。それが今季はすでに7敗も喫しており、昨季全体の4敗も超えている。
さらに今季は19試合時点で勝ち点が28となっているが、昨季はこの時点で勝ち点が50に達していた。昨夏にはDFキム・ミンジェが退団し、優勝に導いた指揮官ルチアーノ・スパレッティも退任するなど変更点はいくつかあったが、まさかここまで順位が落ちるとはサポーターも予想していなかったのではないか。
昨季はヴィクター・オシムヘン、クヴィチャ・クワラツヘリアを軸とした攻撃も迫力満点で、19試合消化時点で48ゴールを奪っていた。それが今季は28ゴールだ。
最近はコッパ・イタリアでフロジノーネに0-4で敗れるなど、大差で負けるゲームも目につく。チームの雰囲気も気になるところだが、4位のフィオレンティーナとの勝ち点差は5ポイント。まだ追いつける点差だが、ここから復活できるだろうか。