高校サッカーでも話題のロングスローは世界の“新トレンド”にな...の画像はこちら >>

ユヴェントスではマッケニーが投げている photo/Getty Images

今後ロングスロー戦術も進化する可能性がある

日本の高校サッカーで毎年のように話題となるのが、ロングスローだ。トップの日本代表がほとんどロングスローを使用しないこともあり、高校サッカーで多用することに関してはサッカーファンの間では様々な意見がある。



ただ、ロングスローに注目しているのは日本だけではない。今回ロングスローの可能性を取り上げたのは、伊『Gazzetta dello Sport』だ。

サッカー界は常に進化を続けてきたが、今後はロングスローを武器にするチームも増えるかもしれないと見ているのだ。実際、現在のセリエAではロングスローを積極的に活用するクラブも増えている。

首位を走るインテル、さらにユヴェントスもMFウェストン・マッケニーが時折ロングスローを見せている。ロングスローの可能性について今後見直されることもあるだろう。

「現代のサッカーは細部までこだわりがある。スローインは他のセットプレイと同様に進化し始めており、チャンスの宝庫だ。インテルはセリエAでロングスローを最も頻繁に使うチームであり、インテルがスローインの際にロングスローを選択する割合は39%、次いでフィオレンティーナとユベントス が37%だ」

現在のサッカー界では交代枠が5枚に拡大しており、ビハインドを負った終盤にロングスローを得意とする選手を投入するのも悪くないか。かつてはイングランドのストーク・シティでロリー・デラップが投げる豪速球のロングスローが人気を集めたが、あのような直線的に飛んでいくロングスローへの守備対応は難しい。

現代では190cmのサイズを超える選手も増えているため、ロングスローも有効な武器となっていくかもしれない。

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