時に厳しくもチームを指揮してきたモウリーニョ photo/Getty Images
10年前とは選手のタイプも変わった?
名将ジョゼ・モウリーニョが一躍有名となったのは、FCポルトでチャンピオンズリーグを制した2003-04シーズンからだろうか。
その後はチェルシー、インテル、レアル・マドリードなどビッグクラブで結果を出し続け、サッカー界をリードする指揮官となった。
ただ、時代が変わればサッカーも変わる。それは戦術だけでなく、選手の個性も同じだ。
英『The Sun』によると、当時チェルシーでモウリーニョの指導を受けたDFウィリアム・ギャラス氏は、現代の若手選手たちがモウリーニョの情熱的な指導方法についていけないのではと危惧している。
「すべては、モウリーニョが一緒に仕事をする選手次第だと思う。ジョゼには戦士タイプの選手が必要なんだ。監督のために戦ってくれる戦士が求められていて、同時に監督からの批判を受け入れるのに十分な大きさの器を持った選手も必要だ。新世代のサッカー選手は、ジョゼがチェルシー、レアル・マドリード、インテルで成功を収めた当時の世代とは全く異なる。現代の選手の多くは批判を受け入れない。彼らは選手として何かを達成するために1年間どれほど努力しなければならないかを理解していないんだ。シーズンの終わりにトロフィーを掲げたいなら、すべてを捧げる必要がある。戦士のメンタルを持つ必要がね。新しい世代にこうした犠牲を払う準備ができているとは思えない」
日本でもZ世代と呼ばれる若者たちが何かと話題を呼ぶが、それはサッカー界でも同じということだろうか。