ユヴェントスとの大一番を制した photo/Getty Images
ユヴェントスとの大一番を制す
セリエA第23節でユヴェントスとの大一番を戦ったインテル。1位2位同士の今シーズンのスクデットを占う一戦は前半37分のオウンゴールが決勝点となり、インテルが1-0で勝利を収めた。
この勝利で2位ユヴェントスとの勝ち点差を4に広げ、さらにインテルは1試合少ない状況のため、7まで勝ち点差が開く可能性がある。今季のインテルはリーグ戦18勝3分1敗を記録しており、得点数51、失点数10という驚愕の数字を残している。
そんななか、英『BBC』は、「ネッラズーリのセリエA優勝を阻むには奇跡が必要だ」と伝えており、2009-2010シーズンにトレブルを達成したジョゼ・モウリーニョが率いたインテル以来の強さだと語る。
「ジョゼ・モウリーニョが2010年に3冠を達成したチーム以来、ネッラズーリのベストメンバーだ。これほど規律があり、権威があり、成熟し、一貫性のあるインテルを見たことがほとんどない。昨シーズン、チャンピオンズリーグ決勝に進出したチームでさえ、8月以来我々が目撃してきた魅惑的な技巧には敵わない」
「中盤は完全に支配する能力があり、守備はイタリア人であることを誇りにさせる。一方、フォワードは美しさとインテリジェンスを兼ね備えている。少ない予算と重要な選手の継続的な売却にもかかわらず、インザーギは勝利のマシンを作り上げ、改善する責任を負っている」
モウリーニョ時代に3冠を達成した時のメンバーは、エトーやスナイデルなどスター選手揃いであるが、今のインテルにも絶対的エースのラウタロ・マルティネス、その相棒のマルクス・テュラム、司令塔のハカン・チャルハノールなど各ポジションに一流の選手がいて、しっかりと存在感を発揮している。
コッパ・イタリアは負けてしまったが、すでにイタリア・スーパーカップを制しており、リーグ、CLの優勝の可能性を残しているため3冠が狙える位置にいる。CLはラウンド16でアトレティコ・マドリードという厳しいカードではあるが、今季のインテルは3冠を達成することができるのか。