ディナモ・ザグレブで活躍するペトコビッチ photo/Getty Images
カタール大会では土壇場でクロアチアを救った
2022年のワールドカップ・カタール大会準々決勝、クロアチア代表VSブラジル代表の戦いはPK戦までもつれる大熱戦となった。
試合は延長に入ってからブラジルがFWネイマールのゴールで先制したのだが、ブラジルはこのリードを守れなかった。
あのゴールはペトコビッチにとって2年ぶりとなる代表でのゴールで、ペトコビッチがクロアチアの救世主になると予想していた人は少なかったかもしれない。
そんなペトコビッチは、その勢いを今季も続けている。所属する母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブでは、リーグ戦16試合で9ゴールを記録。この得点数はリーグ1位タイだ。
昨季は28試合の出場で10ゴールだったが、今季はこの数字を超えてくる可能性が高い。今月にはカンファレンスリーグ決勝トーナメント・プレイオフでスペインのレアル・ベティスを2戦合計2-1で撃破。見事にベスト16進出を決めており、スペイン『as』もペトコビッチのパフォーマンスを称賛している。
ちなみにベティス戦の2ndレグでは日本人MF金子拓郎がゴールを決めていて、ベスト16以降の戦いも注目される。
ペトコビッチは以前イタリアのボローニャ、ヴェローナでプレイしていた時期もあったが、セリエAでは42試合に出場して1ゴールも決めることができなかった。そこからディナモ・ザグレブへ移籍し、評価を上げることに成功した。