ACLベスト8入りを決めたアル・ヒラル photo/Getty Images
国内ではC・ロナウド擁するアル・ナスルでも届かないレベル
アジアチャンピオンズリーグはベスト16の戦いを終えたが、 やはり西地区はサウジアラビア勢が印象的だ。
ベスト16ではクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルが同じサウジアラビア勢のアル・フェイハを2戦合計3-0で撃破。
そしてアル・ヒラルはイランのセパハンを2試合とも3-1で撃破していて、サウジアラビア勢はベスト8に3チームも送り込んでいる。
中でもスペイン『MARCA』が絶賛するのがアル・ヒラルだ。アル・ヒラルといえばネイマールを獲得したことでも話題を呼んだが、ネイマールは長期離脱が続いている。
だが、ネイマールを欠く中でもアル・ヒラルは強い。ACLではネイマールに代わるエースとなっているFWアレクサンダル・ミトロビッチが得点ランク2位となる7ゴールを挙げていて、アル・ヒラルでは29戦29ゴールと手がつけられない。
他にもポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、バルセロナにも在籍していたブラジル人FWマウコム、GKはモロッコ代表のヤシン・ブヌ、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、セパハンとの2ndレグは欠場していたが、ラツィオより加わったMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチもいる。
自国のサウジアラビア人選手でも、代表の絶対的主力であるMFサーレム・アッ・ドーサリー、サウジアラビアのポグバとも呼ばれる大型セントラルMFモハメド・カンノ、右サイドバックのサウド・アブドゥルハミドら実力者がいる。
国内でも実力は抜きん出ていて、今季リーグ戦では18勝2分と負けがない。ロナウド擁するアル・ナスルも奮闘しているが、アル・ヒラルには届かない。現在はアル・ヒラルがアル・ナスルに勝ち点差8をつけて首位を快走している状況だ。
1月にはリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミとも対戦したが、4-3で勝利。
ベスト8では、同じサウジアラビアのアル・イテハドとの対戦だ。アル・イテハドもベンゼマ、カンテ、ファビーニョら実力者を揃えているが、順調なのはアル・ヒラルの方だ。ベスト16でセパハンを2戦合計6-2で倒した破壊力は見事で、今のアジアでは特別なチームとなっている。