リーグ首位を走るレアル photo/Getty Images
クルトワ、ミリトンらを欠く中での鉄壁
25日にラ・リーガ第26節でセビージャと対戦したレアル・マドリードは、終盤にMFルカ・モドリッチがゴールを決めて1-0の勝利を収めた。
モドリッチのゴールも見事だったが、クリーンシートを達成した守備も称賛すべきだろう。
それも今季のレアルは最終ラインに多数の負傷者を出している。GKティボー・クルトワ、DFエデル・ミリトンは序盤より長期離脱しており、ベテランのダビド・アラバも離脱中だ。センターバックの枚数が足りなくなった試合も1つや2つではなく、ダニエル・カルバハルやオーレリアン・チュアメニを回して緊急的に穴埋めしてきた。それで16失点に抑えているのは見事と言うしかない。
SNS上では「ドン・カルロのおかげだ」、「だからレアルは世界最高のクラブなんだ」など、指揮官カルロ・アンチェロッティのマネジメントを称える声も出ている。
GKでは25歳のアンドリー・ルニンの抜擢も当たった。シーズン当初ルニンは1番手ではなかったが、中盤からアンチェロッティはルニンを守護神として信頼を置くようになっている。こうした選手起用も巧みだ。
得点数は2位ジローナ(57ゴール)、3位バルセロナ(56ゴール)よりも少ない54ゴールとなっているが、首位を快走しているのはレアルだ。守備が大きな差をつけており、レアルは安定した守備でラ・リーガとチャンピオンズリーグの2冠を狙う。