ローマで活躍するディバラ photo/Getty Images
新生・ローマで輝き増す左足
ジョゼ・モウリーニョを解任し、ダニエレ・デ・ロッシ体制でスタートを切ったローマ。年明けからはチームの調子もかなり良くなっているが、その中でも特別な輝きを放っているのがFWパウロ・ディバラだ。
前半戦は怪我で数試合を離脱していたが、年明けからは新生・ローマ攻撃陣を引っ張る存在に。26日に行われたセリエA第26節のトリノ戦ではハットトリックの活躍を披露していて、これでリーグ戦11ゴール目だ。
デ・ロッシはチームに攻撃的なマインドを植え付けていて、ディバラに合っていると言えよう。クラブのレジェンドであるジュゼッペ・ジャンニーニ氏は、ローマの王子様フランチェスコ・トッティに次ぐ才能とディバラを絶賛する。
「クオリティ、創造性という点において、ディバラはトッティに続く最高の1人だ。彼がいないと、ローマは相手ペナルティエリアの攻略に苦労する」(伊『Il Messaggero』より)。
ローマはヨーロッパリーグでもベスト16に進んでいて、対戦相手はブライトンだ。ブライトンを指揮するロベルト・デ・ゼルビもイタリア人のため、デ・ロッシとのイタリア監督の対決にも注目が集まるが、このタイミングでディバラが調子を上げてきたのは心強い。
ディバラが調子を維持できるならば、EL制覇を狙うだけの力はあるだろう。