長いATに各クラブはどう対応するか photo/Getty Images
サッカーの常識も変わる
現在ではアディショナルタイムが正確に計測されるようになり、アディショナルタイムが7分、8分といった光景も珍しいものではなくなってきた。
『ESPN』は、これがサッカーに与える影響は想像以上に大きいと分析する。
同メディアによれば、プレミア過去15シーズンでは2016-17シーズンの103ゴールがアディショナルタイムに決まった最多得点数となっていた。それをすでに16ゴールも上回っていることになり、終盤に得点が生まれるケースが増えている。
選手の交代カードも5枚に増えているため、後半にフレッシュな選手を次々と投入できる。ハーフタイムに思い切ってシステムを変更することも可能で、対戦相手が対応するのは簡単ではないだろう。
終盤にどうゴールを奪うのか。現代の指揮官はこれも計算に入れて動く必要がありそうで、長いアディショナルタイムはサッカーの展開を変えようとしている。