ドイツ代表でも圧巻のプレイを見せた photo/Getty Images
アンチェロッティは契約延長を楽観視
レアル・マドリードは現在34歳であるドイツ代表MFトニ・クロースをもう1シーズン留めておきたいと考えていると、英『Daily Mail』は報じている。
クロースは2014年にバイエルンからレアルに加入すると、レアルでの10シーズンでCL優勝4回、リーグ優勝3回など多くのタイトルを獲得したレジェンドだ。
しかし、レアルでも若手が台頭してきて、今シーズンの序盤はジュード・ベリンガム、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデの4人が中盤を形成することが多かった。モドリッチと共にベンチを温める試合もあったが、クロースは再び中盤で定位置を奪取しており、ここまで公式戦38試合に出場し1ゴール7アシストを記録している。
移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏もレアルがクロースと契約延長を望んでいることに触れており、レアル指揮官のカルロ・アンチェロッティは契約延長に自信を持っているという。現行契約では、今シーズン終了後に契約満了を迎えてしまうが、クラブは同選手の退団を阻止しようとしているようだ。
CL3連覇を達成した当時のメンバーが少しずつチームを離れていっている中、34歳になった今でもレアルにおけるクロースの重要性は変わらない。3年ぶりのドイツ代表復帰を果たし、フランス代表相手に圧巻のパフォーマンスを見せたように、クロースはまだまだ世界トップレベルの選手だ。
1年間の契約延長に成功すれば、レアルで11シーズン目を過ごすクロースだが、ベテランになった今でも輝きを増す司令塔の去就に注目だ。