今夏のリヴァプール退団は既定路線か photo/Getty Images
パフォーマンスレベルも指摘
今夏の去就が注目されているリヴァプールのモハメド・サラーについて、元スコットランド代表のアリー・マッコイスト氏は売却してもいいかもしれないと発言を残した。英『Daily Mail』が報じている。
2017年にリヴァプールにやってきて以降、チームの絶対的エースとしてこれまで公式戦346試合に出場し、210ゴール88アシストをマーク。今シーズンもここまで公式戦41試合で24ゴール13アシストを記録している。今季もチームの中でトップスコアラーではあるが、1月の怪我以降パフォーマンスは上がっておらず、31歳になったサラーにも衰えがきていることを指摘されることもあった。
ベンチスタートとなったプレミアリーグ第35節のウェストハム戦では、79分の途中出場の場面でユルゲン・クロップ監督と口論に。このシーンについて、マッコイスト氏は監督と口論になることはあっても「密室でやるべきだ」と語り、ダルウィン・ヌニェスが仲裁に入ったシーンを見るのは「全くいいものではなかった」と試合後にコメントを残している。
今夏にはサラーとリヴァプールの契約は残り1年となり、サウジアラビアのクラブから巨額のオファーが届いていた同選手の去就は注目を集めている。そんななか、同氏はクロップも退任し、新たにチームが生まれ変わるタイミングでサラーを売却すべきかもしれないと語った。
「彼は我々が見てきたリーグの中で最高の選手の1人であり、リヴァプールにとって素晴らしいというほかない。しかし、彼の調子が落ちていることに異論を唱える人はいないだろう。ただ、私には彼が動いているように見えるだけだ。それは双方にとって都合の良い状況の一つかもしれない。モウ・サラーは移籍した方がいいかもしれないし、リヴァプールは彼から得た資金を再投資した方がいいかもしれない」
現在フェイエノールトを率いるアルネ・スロット氏の新監督就任が濃厚と考えられているリヴァプールは今夏に新たなチーム作りを始める可能性が高く、何人かの選手の去就が注目されている。