フェイエノールトでプレイする上田 photo/Getty Images
監督は全員が必要と主張も
この夏、フェイエノールトはアメリカ・MLSのフィラデルフィア・ユニオンより24歳のFWフリアン・カランサを獲得した。
昨年はMLSで14ゴール、今年も12試合出場時点で6ゴールと結果を出していたアルゼンチン出身のセンターフォワードで、フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世にとってはライバルになる。
また、チームには昨季エールディヴィジで23ゴールを挙げたエースのサンティアゴ・ヒメネスも残っている。カランサの獲得により、またセンターフォワードのピースが増えたのだ。
気になるのは起用法だが、今季よりチームを指揮するブライアン・ブリスケは全選手が必要になるとコメントしている。
「起用法に関して、難しいこととは思わない。我々はシーズンに多くの試合をこなす。国内、さらに欧州カップ戦もある。代表チームでプレイしている者もいる。それらを考えれば、全員が必要だ。ある日曜日はサンティアゴが出場しても、その3日後には別のストライカーでプレイするかもしれないからね。最終的には私が選択しなければならないし、ベストを尽くせる11人を選ぶよ」(『ESPN』より)。
現時点では曖昧とした答えで、序列がどうなるかは分からない。昨季の実績から考えればヒメネスが1番手、2番手の座を上田と新戦力のカランサが争うことになりそうだが、このFW人事を巡ってはSNS上にてサポーターの間でも議論が起きている。
「3人とも素晴らしいが、サイドでプレイできる特性を備えていない。上田をサイドで試せないのか?」
「上田はベルギーの中堅クラブで27ゴールを挙げていて、これは偶然の数字ではないだろう。使い方が間違っているのかもしれない」
「ヒメネスをなるべく早く売却するのが賢明に思える。成績が悪化して何も得られなくなるより、4000万ユーロもらえるのなら今すぐ売ろう。すでに後継者は2人いる」
「4-4-2の選択肢は」
当初は昨季23ゴールと活躍したヒメネスを高値で売却するプランもあったが、今のところ具体的な話は出ていない。上田としては出番がほしいところだが、フェイエノールトのFWはどのような序列となっていくか。
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