ブライトンは新監督を身変えて新たなスタートを切る photo/Getty Images
31歳の青年指揮官を迎えてのスタート
2022-23シーズンにはプレミアリーグで6位に入ったブライトンだが、昨季は怪我人の問題等もあって11位でフィニッシュする悔しいシーズンとなった。
リーグ戦失点数は62点まで膨れ上がってしまい、クリーンシートは6試合しかなかった。
ただ、サポーターの間に悲壮感は漂っていないようにも感じられる。英『Football365』も、31歳の新監督ファビアン・ヒュルツェラーを迎えた今季のブライトンには期待が持てるとポジティブに捉えている。
理由の1つは、怪我人の復帰だ。攻撃面では何と言ってもFW三笘薫が復帰しており、昨季は三笘の負傷離脱が大きく響いた。さらにウイングにはニューカッスルから19歳のFWヤンクバ・ミンテ、ノアシェランから19歳FWイブラヒム・オスマン、アーセナルから19歳のFWアマリオ・デュベリーを今夏に獲得しており、攻撃陣の層は厚みを増した。
中盤では昨夏にMFモイセス・カイセドをチェルシーへ、アレクシス・マクアリスターをリヴァプールへ売却しており、両者の穴を完璧に埋めることが出来なかった。今夏はそこの補強にも動いていて、フェイエノールトからMFマッツ・ウィーファーを獲得している。昨季のエールディヴィジでは全体8位となる83回のタックル成功数を記録している選手で、中盤のフィルター役として期待が持てる。
怪我から復帰した主力と、若き新戦力が噛み合えば、今季のブライトンは面白いチームとなるのではないか。チャンスメイクの軸だったMFパスカル・グロスは退団したが、ネガティブな要素ばかりではない。目指すは再びのトップ6だ。