自身もMLSでプレイしたイブラヒモビッチ photo/Getty Images
まだまだ世界のトップとは差があるか
緩やかではあるが、アメリカのMLSは着実に成長している。そう語るのは、自身もロサンゼルス・ギャラクシーでプレイしたズラタン・イブラヒモビッチだ。
MLSは欧州からベテランのスタープレイヤーを積極的に獲得してきたが、イブラヒモビッチもその1人だった。イブラヒモビッチもMLSを盛り上げることに貢献した功労者と言えよう。
しかし、まだまだ欧州トップリーグとは差がある。イブラヒモビッチはそう感じているようで、若手の育成を筆頭に基礎部分からリーグの土台を作っていくべきと語る。
「試合のクオリティ、個人の実力に関しては成長し、どんどん良くなっていると思う。2026年にはワールドカップも開催される。これはアメリカにとって、そしてMLSにとって重要なものになるだろう」
「ただ、欧州から連れてきた大物選手が実力を発揮している姿を見れば、欧州のレベルがどんなものかもっと理解できるだろう。MLSに失礼だが、欧州のレベルははるかに高い。MLSが成長しているのは事実だけどね。それでも基礎から構築していく必要がある。大物スターが来てプレイするだけでは不十分だ」(『ESPN』より)。
今ではインテル・マイアミでリオネル・メッシ、ルイス・スアレスらが躍動しているが、彼らの知名度に頼るだけでは成長できない。