ロペスは代表で自信をつけたはずだ photo/Getty Images
パリ五輪では6ゴールを記録
昨季もバルセロナで全コンペティション合わせて11ゴールを奪っていたものの、U-23スペイン代表MFフェルミン・ロペスが今夏のパリ五輪で見せた得点力に驚いた人も多いのではないか。
ベスト16では日本代表も2ゴールを許してしまい、ロペスは今大会6ゴールを奪った。
スペイン『Mundo Deportivo』は、その勝負強さをバルセロナOBの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスと重ねている。ペドロとロペスではポジションや役割に違いがあるが、ペドロも大舞台に強い選手だった。当時のバルセロナはリオネル・メッシ、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタらが中心だったが、ワイドな位置からゴール前へ侵入してくるペドロはかなり厄介な存在だった。
まだ21歳と若いロペスは、今のバルセロナでも主役とはならないかもしれない。しかしパリ五輪で自信をつけたのは間違いなく、新シーズンはバルセロナで攻撃のジョーカー的存在になる可能性がある。得点力のあるMFは貴重だ。
ペドリ、リハビリを続けるガビ、ライプツィヒから合流するダニ・オルモらスペイン代表選手との連携も注目したいところで、ロペスの成長はバルセロナにとって大きなプラスだ。