南野は開幕戦からゴールを奪う活躍 photo/Getty Images
前線と南野の縦関係にエンボロは手応え
18日に迎えたリーグ・アン開幕節のサンテティエンヌ戦にて、いきなり決勝ゴールを奪う活躍を見せたモナコFW南野拓実。チームを1-0の勝利に導き、モナコ公式サイトで行われたファン投票でも82%の票を得てMOMに選ばれた。
南野の得点が生まれたのは28分。右サイドバックのヴァンデウソンが出したロングボールに南野が抜け出し、ループシュートでネットを揺らしたのだ。
このゴールに手応えを口にするのは、同じく先発していたFWブリール・エンボロだ。スイス代表でもプレイするエンボロは、2列目に入る南野と縦関係になる攻撃スタイルがハマったと振り返っている。
「タキ(南野)のゴールが示すように、チームには攻撃的なムーブがたくさんあった。1人が後方に下がれば、もう1人が敵陣深くへ走るといった風にね。いくつかの部分で改善する必要はあるけど、この結果には満足している」
この試合ではエンボロとアメリカ代表FWフォラリン・バログンが前線で並んでおり、左サイドにはU-23モロッコ代表の一員としてパリ五輪・銅メダルを手にしたMFエリーゼ・ベン・セギルも先発に名を連ねた。
攻撃陣にはまずまずタレントが揃っており、昨季もパリ・サンジェルマンに次いで2番目に多いリーグ戦68ゴールを奪っていた。今夏にはベテランFWウィサム・ベン・イェデルが抜けたものの、バログン&エンボロの2トップがフィットすれば穴を埋められるはずだ。
そこに南野が得点部分でどう絡んでいくかも気になるポイントで、エンボロの言葉通り狙っていたスタイルの1つが当たった得点シーンだったと言える。