ハーランドの体は完全にゴールと逆を向いていたが…… Photo/Getty Images
「ボールを見てさえいない」
UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節。マンチェスター・シティはスパルタ・プラハと対戦し、5-0と圧勝を収めた。
開始3分のフィル・フォーデンのゴールを皮切りに、相手を圧倒したシティ。後半はゴールショーの様相を呈したが、驚きだったのは58分のアーリング・ハーランドの2点目だろう。
ハーランドは右からのクロスに合わせ飛び上がったのだが、体はゴールとは逆を向いていた。シュート失敗かと思われたその刹那、ボールはゴールへ飛び込んでいく。ハーランドは空中でヒールキックで合わせるという離れ業を見せたのだった。
英『TNT Sports』では、解説のグレン・ホドル氏が「彼はボールを見てさえいなかった」と驚愕した。「なんと呼べばいいのかわからない。素晴らしいゴールだった。全国の遊び場で、このゴールをマネする子供たちがいるだろう」とコメントし、アクロバティックなゴールを絶賛している。
試合後、チームメイトのフォーデンは「僕はただ彼にこう言ったんだ。『もし僕がそんなことをしようとしたら、股間を伸ばしてしまうよ』とね。彼がどうやったのかわからない。
他にも『THE Sun』は「物理法則を完全に無視」と報じるなど、このスーパーゴールは驚きと絶賛を生み出している。強靭なパワーだけでなく、どんな態勢でもボールに合わせることができる体の柔軟さを持ち合わせたハーランド。これからどんなゴールで我々を驚かせてくれるのか、楽しみでならない。