今季は負傷で出遅れたリシャルリソン Photo/Getty Images
バロンドールはロドリの手に
バロンドール2024は、マンチェスター・シティのMFロドリが初の受賞を果たした。右膝を手術することになったため今季は絶望的だが、シティでプレミアリーグ4連覇、スペイン代表でEURO2024の制覇に大きく貢献したことが評価された形か。
次点はレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールとなったが、報道によるとヴィニシウスはこの結果を事前に知っていたとみられ、レアルの選手たちが揃って受賞式をボイコットするという事件もあった。そして、どうやらヴィニシウスが受賞を逃したことに対し納得していないのは本人とレアルの選手たちだけではないようだ。
ブラジル代表でヴィニシウスの同僚であるトッテナムFWリシャルリソンは自信のInstagramで、ロドリ受賞という結果に不満を吐露している。
「サッカーに携わる皆は、毎シーズンの個人賞を心待ちにしている。今日、サッカーを愛するブラジル人は皆、久しぶりに我が国の選手が世界最高の賞を受賞するのを期待して目を覚ました」
「残念ながら、誰も理解できない理由で、賞は授与されなかった。誤解しないでほしいのだけど、ロドリは最高の選手の一人にふさわしい素晴らしい選手だ。しかしヴィニがバロンドールを受賞できなかったのは恥ずべきことで、今日はフットボールが負けたということ」
「僕はヴィニが、彼の夢はブラジルのみんなが彼を応援するのを見ることだと言っていたのを覚えている。そして、今日こそがその日だったのに! きみは巨人で、世界一だ! どんなトロフィーもそれを変えることはできない。黙らずに進み続けよう、僕たちは一緒だ!」
また、同じくブラジル代表のMFルーカス・パケタも、Instagramにて不満とヴィニシウスへの連帯を投稿している。代表チームでヴィニシウスの巨大な才能を目の当たりにしている同僚たちにとって、今回のバロンドールは納得できないものだったようだ。