ノッティンガム・フォレストでゴールを量産するウッド photo/Getty Images
オセアニア予選を勝ち抜けるか
世界的にはほとんど注目されていないかもしれないが、2026ワールドカップ・オセアニア予選に強い覚悟で臨んでいるチームの1つがニュージーランド代表だ。
2010年の南アフリカ大会を最後に、ワールドカップ出場から遠ざかっているニュージーランド。
ウッドは昨季プレミアリーグで14ゴール、今季もすでに8ゴールを挙げており、好調ノッティンガム・フォレストを引っ張る存在になっている。ニュージーランド代表でも歴代最多となる36ゴールを奪っていて、同国にとって特別な存在なのだ。
ウッドにとっても年齢的には2026年大会が最後のチャンスとなる可能性があり、ニュージーランドとしてもウッドの世代で16年ぶりのワールドカップ出場を手にしたい。
ニュージーランドメディア『RNZ』によると、ニュージーランド代表を指揮するダレン・ベズリーはウッドほどのストライカーは今後出てこないかもしれないとまで語る。
「彼の活躍は素晴らしい。プレミアリーグで11戦8ゴール、ニュージーランド人選手がそのレベルでプレイすることは2度とないかもしれない。彼がやっていることの重要性を理解しなければならない」
ニュージーランド代表はオセアニア2次予選で本日バヌアツ代表と対戦する。オセアニア予選は3次予選まであり、2次予選は1組4チームのグループステージ制で、グループAとグループBの上位2チームが勝ち抜ける。3次予選は勝ち上がった4チームによるトーナメント戦となり、トーナメントを勝ち抜いた1チームがワールドカップ出場権獲得。準優勝チームは大陸間プレイオフへ回るというものだ。
やや厳しいレギュレーションではあるが、ニュージーランドは勝ち抜けるだろうか。
サッカーは1人のストライカーだけで勝てるものではないが、ノッティンガム・フォレストでの活躍からウッドをワールドカップで見たいと考える人もいるだろう。今のニュージーランドは全てウッド次第と言っても大袈裟ではない。
※ウッド選手の出場経歴に誤りがありました。お詫びし、訂正いたします。