今夏フィオレンティーナ入りしたデ・ヘア photo/Getty Images
チームも3位と絶好調
今夏の移籍市場で最もギャンブル性の高い補強だったかもしれない。イタリア・セリエAのフィオレンティーナは、守護神候補として1年間プレイから離れていたスペイン人GKダビド・デ・ヘアを獲得したのだ。
デ・ヘアはマンチェスター・ユナイテッドで多くの成功を収めてきた名手ではあるが、昨夏にマンUを退団してからは無所属の時間が続いていた。年齢も30代半ばに入っていたこともあり、もうデ・ヘアがトップクラブでプレイするのは難しいと感じた人もいただろう。
しかし、今夏フィオレンティーナ入りしたデ・ヘアはすでに絶対的な守護神だ。それどころか、現せリエA最高クラスの評価を得ている。
フィオレンティーナの決断について、英『Manchester Evening News』にてイタリアサッカー専門家のアラスデア・マッケンジー氏は大成功だったと語っている。
「フィオレンティーナはユナイテッドのNo.1GKだった選手を獲得したわけではない。1年間プレイから離れていたGKと契約したのだ。それが何をもたらすかは不透明だった。クラブはこの夏に大きな変化を迎えた。不確実な要素はデ・ヘアだけでなく、新しい指揮官、多くの新戦力を獲得した。デ・ヘアもその一部だった。ただ、フィオレンティーナにとってGKが長年の補強ポジションだったことは明らかだ。
デ・ヘアは見事その期待に応えており、チームも首位と1ポイント差の3位と絶好調だ。デ・ヘアのパフォーマンスは1年間トップゲームから離れていた選手とは思えぬもので、その評価は再び急上昇している。