メッシ、スアレスらはインテル・マイアミの“本気度”を変えた ...の画像はこちら >>

インテル・マイアミでプレイするメッシとスアレス photo/Getty Images

チーム全体の意識が変わった

プレイオフとなるMLSカップは惜しくも落としてしまったものの、今年のインテル・マイアミはレギュラーシーズンに勝ち点74を稼ぐなど充実のシーズンを過ごした。その立役者はリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバの元バルセロナ組で、彼らはインテル・マイアミを大きく変えた。



彼ら自身の実力もそうだが、何よりトレーニングの緊張感が変わったというのだ。インテル・マイアミでプレイする23歳のFWレオ・アフォンソは、まさかメッシと仲間になるとは夢にも思わなかったと語る。

「メッシたちと一緒にプレイするなんて夢にも思っていなかったよ。対戦相手として会えればなんて思ってはいたけど、同じチームとはね。彼らがチームに与えた最大の影響は、ミスは許されないという感覚だと思う。彼らは年齢を重ねても、チーム全員にベストな働きを求めている。それによってチームの基準が引き上げられたんだよ」(『Nosso Palestra』より)。

一流選手たちはトレーニングに臨む姿勢も一流だ。特に23歳と若いアフォンソのような選手にとって、世界の頂点を知るメッシらバルセロナ出身選手とのトレーニングはかなり良い刺激となったはず。インテル・マイアミの成功はメッシやスアレスの単独プレイによるものではなく、チーム全体の意識が変わったからこそなのだろう。

もちろん今年の成績にも満足していないはず。来年こそはMLS完全優勝、さらに夏のクラブワールドカップ2025へモチベーションを高めてくるだろう。
来年もインテル・マイアミはMLSと世界のサッカーファンを盛り上げてくれそうだ。

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