ヴィニシウスは昨年もバロンドールに近づいた photo/Getty Images
気になるチーム内での競争
リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドがバロンドールを支配していた時代が終わり、バロンドールを巡る争いは再びオープンな時代となった。
昨年はマンチェスター・シティMFロドリが受賞したが、今季のロドリは負傷の影響で離脱が続いている。
スペイン『as』は数名の候補者をリストアップしているが、気になるのはレアル・マドリードのチーム内競争だ。今年は代表戦のメジャートーナメントがないため、それぞれの国内リーグとチャンピオンズリーグ、そしてレギュレーションが変わったクラブワールドカップ2025が大きな参考材料となるだろう。
今のところ欧州で最大のインパクトを放っているのはリヴァプールFWモハメド・サラーで、プレミアリーグに加えてCLも制覇となればサラーの受賞がふさわしい。サラーの受賞に疑問を抱く人はいないはずだ。
しかし、レアルにもチャンスはある。国内リーグではバルセロナがややペースを落とし、優勝争いは混沌としている。レアルにもチャンスはあり、当然ながらCLも名将カルロ・アンチェロッティを軸に経験豊富だ。クラブワールドカップにも参戦するため、再びタイトルを総なめにする可能性もある。
その場合、レアルでバロンドールにふさわしいのは誰となるだろうか。同メディアは候補者としてFWヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・ムバッペ、MFジュード・ベリンガムの名前を挙げていて、いずれも決定的な働きができる。
チーム内の争いで不穏な空気になるのは避けたいが、ヴィニシウスはもちろん新戦力のムバッペもバロンドールにはこだわりがあるはず。
チーム内で票が割れることになるかもしれないが、果たして今年のバロンドールを手にするのは誰か。レアルがチームタイトルを手にした際には、何かと議論を呼ぶことになりそうだ。