怪我に頭を悩ませるキャリアとなっているストーンズ photo/Getty Images
シティ加入以降、負傷で95試合を欠場しているとか(『Transfermarkt』より)
マンチェスター・シティはジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ネイサン・アケ、ヨシュコ・グヴァルディオル、マヌエル・アカンジとトップレベルのCBを5人擁しているが、今冬の移籍市場では新たに2人のCBを獲得している。
その理由は現有戦力に負傷者が続出したからだ。
ストーンズはCBだけでなく、MFでもプレイ可能な器用な選手で、3冠を達成した22-23シーズンには「偽CB」としてCBとMFを行き来し、攻守において圧倒的な存在感を発揮した。しかし、今季も例年同様に負傷で満足にピッチに立つことができていない。
「ジョンはいつもこのような状況に陥っている。でも、トレブルを達成したシーズンは例外で、信じられないほど頼りになった。ネイサンも同じだ。だから我々は移籍市場に出たんだ。この時期に市場に出るのは嫌だが、3日おきに試合に出られない選手はたくさんいる。これが問題なんだ」
『Manchester Evening News』ではペップ監督が負傷者の多いCB陣に言及し、今冬の移籍市場で新戦力を獲得した理由について語っている。また、ストーンズとアカンジをMFで起用するプランもあるようだが、前述したように負傷者が続出したことで実行できなかったとのコメントも残している。
「ロドリがいないから、我々のプロセスは良くない。マヌ(アカンジ)もジョンも過去にそこ(MF)で本当に良いプレイをしていたんだ。
「ジョンやネイサンの実力に何ら疑いはないが、彼らはここにいないんだ。昨年も彼らはここにいなかった。これは問題だ。私たちは彼らに多くの時間を与えた。だから、今回彼らが回復していることを願うよ」
アケはまだ離脱が続いているが、ストーンズはチェルシー戦で復帰を果たしている。CB陣は補強したことで層が厚くなっており、アブドゥコディル・フサノフがさっそくデビューを飾った。ヴィトール・レイスもベンチ入りしており、ストーンズがこのまま怪我せずメンバー入りを続けることができれば、22-23シーズン以来となるMF起用を観ることができるのかもしれない。