ミランで手腕が試されているコンセイソン監督 photo/Getty Images
退場者を出して不利な展開に
ミランのセルジオ・コンセイソン監督がCLリーグフェーズ第8節でディナモ・ザグレブに敗れ、プレイオフ圏内の13位に転落したことを嘆いた。
この試合、序盤は互いに拮抗した展開が続くも、ミランは19分に先制点を許すと、39分にユヌス・ムサが2枚目のイエローカードを受け退場。
試合後の会見で、コンセイソン監督はまず「退場者を出したことは我々にとって不利だったが、それ以外では前半はサッカーの基本が欠けていた」と反省の弁を述べた。
それから「このスポーツは攻撃と守備で成り立っている。最初の20~25分は、最終ラインまで到達して、さらにタッチを試みたり、フィニッシュしなかったり、まったくシュートしなかったりしたが、これらは個人のミス。ミスは起こるのは当然だが、もっと頑張る必要がある」とパフォーマンスについて苦言を呈した。
またコンセイソン監督は、その問題への対処法について聞かれると、「それは我々各人のプライドの問題だ。彼らがキャリアをどう進めたいかによる。我々は戦術、システムについて話すことはできるが、デュエルでもっともっとアグレッシブに、試合で存在感を発揮しなければならない」と再び課題が戦術以前のレベルであることを強調した。
CLでは2連敗の後、レアル・マドリードに勝利するなど5連勝で好調を維持していたミラン。ノックアウトフェーズへと自動的に進出が決まる8位以内に入ることが期待されていただけに、なんとも悔しい敗戦となってしまった。
プレイオフではフェイエノールトとユヴェントスのどちらかと対戦することになる。果たして再びチームは上昇気流に乗せられるか、コンセイソン監督の喝に奮起するミランに期待したい。