ブライトンで活躍するミンテ photo/Getty Images
怖いもの知らずなレフティードリブラーにも称賛を
先日行われたプレミアリーグ第25節でチェルシーを3-0のスコアで粉砕したブライトンでは、絶妙なトラップから先制ゴールを決めた日本代表FW三笘薫に話題が集中している。
三笘のゴールが特別なものだったのは間違いないが、逆の右サイドで先発して2ゴールを挙げた20歳の逸材ヤンクバ・ミンテのことも忘れてはならない。
右ウイングを主戦場とするミンテは、昨夏にニューカッスルから3000万ポンドで加入。ニューカッスルに在籍していたとはいえ、ミンテは昨季オランダのフェイエノールトにレンタル移籍しており、プレミアリーグでのプレイは今季が初のことになる。
しかし20歳のミンテは怖いもの知らずなアタッカーであり、今季開幕から超積極的に攻撃を仕掛けている。左の三笘、右のミンテ、スペイン『SPORT』は両者をプレミア屈指のウイングコンビと称賛する。
「ミンテはスピードがあり、1対1の仕掛けを怖がることもなく、守備時のタックルも大胆だ。三笘とのペアはリーグ最高の組み合わせの1つとなりつつある。そこに驚きをもたらすベテランのウェルベック、中盤でカイセドの後継者となるバレバもいる。チェルシー戦でのブライトンは、ノッティンガム・フォレストに0-7で負けたチームとは違っていた」
若い選手が多いこともあり、今のブライトンはまだまだ好不調の波がある。しかし各選手のポテンシャルは高く、今後が楽しみなチームではある。
20歳のミンテもその1人であり、ここまでチームでは三笘がトップとなる39回のドリブル成功数、ミンテはそれに次ぐ31回を記録している。しかもミンテの方が三笘よりも1000分ほどプレイタイムが少ないため、1試合あたりの成功率ではミンテの方が上だ。
まだ20歳と若いことも魅力で、今後2、3年でプレミアを代表するウイングの1人になっても不思議はないだろう。