インテル・マイアミでプレイするメッシ photo/Getty Images
スピードは衰えてもテクニックは健在
現在は欧州を離れ、アメリカのインテル・マイアミでプレイしているFWリオネル・メッシ。37歳を迎え、さすがのメッシも全盛期は過ぎたと言えるだろう。
ただ、メッシのテクニックが衰えたわけではない。スピードは落ちたかもしれないが、魔法の左足は健在なのだ。
英『GIVE ME SPORT』は『現サッカー界のテクニシャンTOP10』なるランキングを作成しているが、その1位に今のメッシを選んでいる。
「メッシがMLSでプレイしているかどうかは問題ではない。引退するその日まで、彼は地球上で最も優れたテクニシャンであり続けるだろう。彼の左足は魔法の杖のように何でもできる。相手守備を切り裂くパス、フリーキック、コーナーキック、遠い距離からのシュート、チップシュートなど、何でもだ。全盛期の時は驚異的なドリブラーであり、彼からボールを奪うことは不可能に思えた。年月が経つにつれて彼はプレイメイカーとしての役割を楽しむようになったが、決定力は衰えていない。彼が2026年のワールドカップで再び輝くことが期待される」
確かに左足の精度は特別だろう。相手DFを外す技術やキック精度は、現代の他の選手たちが持っていない要素と言えるか。
今回同メディアの作ったランキングそのものは賛否分かれるものとなっているが、1位がメッシという結果に納得するサッカーファンは多いか。
10位:マルティン・ウーデゴー(アーセナル)
9位:コール・パルマー(チェルシー)
8位:トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
7位:ペドリ(バルセロナ)
6位:フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
5位:ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
4位:ラミン・ヤマル(バルセロナ)
3位:ジャマール・ムシアラ(バイエルン)
2位:ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
1位:リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)
このテクニックとはボールタッチの部分だけでなく、ロングパスやミドルシュートなどキック精度も指標の1つとなっている。アーノルドやデ・ブライネの評価が高いのはそのためだ。ただ、メッシはその両方を持つ特別な存在なのだ。
細かいテクニックではムシアラ&ヴィルツのドイツ代表コンビ、スペインのペドリ&ヤマルも特別だが、まだメッシの技術力には届かないか。