ムバッペ抜けても組織力で勝てるチームに PSG指揮官ルイス・...の画像はこちら >>

PSGを指揮するエンリケ photo/Getty Images

CLベスト16でリヴァプールまで撃破

一時はチャンピオンズリーグ・リーグフェーズの段階で敗退かとも思われたパリ・サンジェルマンだが、そこから見事に立ち直り、ベスト16では優勝候補の一角だったリヴァプールまでも撃破。ベスト8まで駒を進めてきた。



開幕前には大黒柱だったFWキリアン・ムバッペを失ったが、むしろ組織力はアップしたようにも感じられる。そのチームを作り上げたのは指揮官ルイス・エンリケだ。

普段は辛口なところもあるフランス人記者のダニエル・リオロ氏も今回ばかりはエンリケを絶賛している。指揮官として経験を積み、エンリケは最適解を導き出せる指揮官になったとの評価だ。

「彼(エンリケ)に拍手を送りたい。彼は大きく変わったよ。もう彼は誰がスタメンに入るのか分からない、システム的実験をしなくなった。傲慢でもなければ相手を見下すこともない。ここ2か月ほど、彼が多くの人が納得できる論理的なスタメンを組むのを見てきた。選手たちがここまでハードワークし、団結しているPSGはここ数年見たことがなかった。彼らのエネルギーは驚異的で、見ていてエキサイティングだ」(『RMC Sport』より)。

リヴァプールを撃破したPSGは、CL制覇を狙う力があることを証明してみせた。
ムバッペ、ネイマール、リオネル・メッシの3トップを揃えても届かなかった欧州の頂点に立てるのか。チーム全員でハードワークする組織を作り上げたエンリケの手腕は見事と言える。

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