セットプレイから得点を挙げたメリーノ Photo/Getty Images
チェルシーの追撃をかわした
プレミアリーグ第29節、2位アーセナルと4位チェルシーのロンドンダービーが行われた。
ここ3試合で1敗2分と勝利がないアーセナルは、CL出場権獲得の直接のライバルとなるチェルシーと勝ち点差「6」。足踏みをしている間にこのチェルシーやノッティンガム・フォレストがひたひたと背中に迫っており、どちらにとってもライバルを直接叩いておきたい試合となった。
マンツーマン気味に執拗なプレスをかけるチェルシーをかわしながら前進しようとするアーセナル。開始数分で右サイドの崩しからトロサールが、9分にはサンチェスのパスミスを拾ったマルティネッリがシュートに持ち込む。12分にもククレジャからボールを奪ったティンバーがクロスを入れ、ゴール前は混戦に。最後はライスがボレーを狙うが、これはクロスバーを越えていく。
ゲームが動いたのは20分。コーナーキックの場面でニアに飛び込んだメリーノがバックヘッドで合わせると、ボールはゴールに吸い込まれ、アーセナルが先制に成功する。
パルマーを欠いたチェルシーは攻撃のスイッチが入らず、守備でもマークを動かされアーセナルの後手を踏む展開に。しかし37分に左サイドから打ったククレジャのシュートをラジャがファンブルし、ゴールとはならないもののアーセナルは冷や汗をかく。
しだいにボールを持てるようになるチェルシーだがアーセナルはそれ以上決定的なシーンを作らせず、前半を1-0で終える。
後半は一進一退となる攻防が続く。60分にはマルティネッリのふわりとしたクロスから大外のメリーノがきれいなボレーで叩くが、サンチェスはライン上でしっかりとセーブし追加点を許さない。
しかしアーセナルも前半ほどスムーズにボールを運ぶことができず、局面でのバトルでチェルシーは厳しく潰しにいく。64分のウーデゴーのシュートも跳ね返され、なかなか追加点を奪えないアーセナル。70分にはルイス・スケリーが強気のボールキャリーを見せてPA前でフリーキックを得るが、これもゴールにはつながらず。
チェルシーはデューズバリー・ホールとジョージを投入し前線のバランスを変更。アーセナルもベンチスタートとなっていたヌワネリを投入し、流れを変えようと試みる。
ライスの長い走りなどからチャンスを作ろうとするアーセナルだがもう1点が遠い。一方のチェルシーはなかなかシュートに持ち込めず、膠着した状態が続く。
ティアニーを投入しゲームを締めにいくアルテタ監督。結局そのままアーセナルが1点のリードを守り切り、ロンドンダービーをものにして4試合ぶりの勝ち星を挙げた。
[スコア]
アーセナル 1-0 チェルシー
[得点者]
アーセナル
ミケル・メリーノ(20)
最前線起用の
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) March 16, 2025
ミケル・メリーノが
ニアに飛び込み
得意のヘディング弾
アーセナルが先制
プレミアリーグ 第29節 #アーセナル v #チェルシー
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