去就注目されるファティ photo/Getty Images
今季のプレイは187分のみ
バルセロナに所属する10番FWアンス・ファティ(22)は今夏の移籍市場での動きが注目されている人物の1人だ。
2019年に16歳でトップチームデビューを果たし、クラブの将来を担うスターとして脚光を浴び、クラブレジェンドであるリオネル・メッシの10番を引き継いだファティ。
昨シーズンは復活を果たすためにブライトンへレンタル移籍を果たしたが、同クラブでも負傷。公式戦30試合に出場し、4ゴール1アシスト、プレイ時間も1041分に留まるなど期待されていたパフォーマンスを見せることはできなかった。
今シーズンよりバルセロナへ復帰したファティだが、変わらずコンディションは安定せず、ここまでは公式戦8試合のみの出場。プレイ時間も187分に留まっている。ハンジ・フリック政権のバルセロナでも同選手の立場は危うくなっており、去就が大きな注目を集めている。
そんななか、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、バルセロナは現在もファティを売却するためのクラブを探しているという。今冬も同選手には4クラブ以上からオファーが届いたようだが、同選手はこれを拒否。最終決定権は選手自身にあるものの、バルセロナとしては今冬同様に夏に売却を検討する姿勢を変えないようだ。
ラミン・ヤマルら若き逸材が輝くフリック・バルサの中でファティが再び躍動することを期待するファンも多いが、度重なる負傷はクラブにとってやはり大きな懸念事項か。