コンパクトな振りから鋭い打球を打ち返すトラウト photo/Getty Images
開幕直前で好調キープ
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手が日本時間25日にロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に3番・右翼で先発出場した。
この日の対戦は、毎年恒例のエキシビジョンマッチの2戦目。
そして、この2戦目では、トラウトがバットで持ち前の長打力を発揮し、注目を浴びた。6回に訪れた第3打席に、ドジャース2番手アンソニー・バンダの95.1マイル(約153キロ)のストレートを捉え、左中間フェンス越えのオープン戦第3号となるソロ本塁打を放った。打球速度は109・8マイル(約178キロ)、飛距離405フィート(約123メートル)、打球角度は21度で、弾いたボールはピンポン球のように軽々とライナーで飛んでいった。
トラウトは2022年以降、ふくらはぎや、背中、手首の骨折など、ケガに悩まされてきた。そして昨季は左膝の半月板損傷で手術を受け、その後再発してしまい、シーズンを通して満足なプレイができなかった。
今シーズンは、そんな彼の体にかかる負担を軽減するため、ライトヘコンバート。フルシーズンでの活躍が求められてくるが、開幕を目前に見せたこの彼らしい一発は、それを期待させる素晴らしいバッティングだった。