計量で盛り上がった肉体を誇示するハリソン photo/Getty Images
18勝のうち6つのTKOと7つの一本勝ち
ロンドン、リオデジャネイロ五輪の柔道女子78kg級金メダリストで、現在は総合格闘家として活躍するケイラ・ハリソンが、UFCのタイトルに初挑戦することがわかった。
ハリソンは、2018年6月にPFLでプロ総合格闘技デビューを果たすと、2021年のPFL女子ライト級トーナメントを制覇。
そんなハリソンが、日本時間6月9日に米・ニュージャージー州で開催される「UFC 316」で、女子バンタム級タイトルマッチとして王者ジュリアナ・ペーニャに挑戦する。
ペーニャは戦績12勝(3KO・5一本)5敗で、2021年12月にアマンダ・ヌネスと対戦し2R一本勝ちを収めて王座戴冠を果たすも、2022年7月のリマッチで判定負け。それでも2024年10月の「UFC 307」で当時の王者ラケル・ペニントンに判定勝利し、再び王座に返り咲いた。
ハリソンは先日、自身のインスタグラムを更新し、ベルトは自分の物と投稿し王者を挑発。それを受けてペーニャも「時が来た。全力で戦う」と望んでいた対戦であることを示唆した。
ハリソンとペーニャはこれまで互いに寝技を武器に勝ち上がってきたファイター。ただ王者はこれまでUFCで10戦を戦った経験を持ち、劣勢でも決して諦めない不屈の闘志で2度もベルトを獲得した猛者。同団体で3戦目とペーニャに比べてUFCでの経験が浅いハリソンは彼女をどう攻略するのか、その戦いに注目だ。