「次はヨーロッパ大会追放の可能性」　UEFAのFFP違反でプレミアクラブが罰金処分へ　女子チーム“水増し売却”は認められず
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罰金処分を受ける見通しのチェルシー Photo/Getty Images

和解を協議中か

チェルシーが、UEFAのファイナンシャル・フェアプレイ規則（FFP）に違反したとして、罰金処分を受ける見通しとなった。問題となっているのは2023－24シーズンの決算に計上された不適切な収入である。

『The Times』が伝えている。

チェルシーは昨季の赤字を抑えるため、女子チームを関連会社に2億ポンドで“売却”し、さらにクラブ所有のホテルも同様にグループ内で売却するなど、合計2億ポンド以上の“収入”を計上。しかし、UEFAはこれを独立した取引とは見なさず、損失の補填に用いることを認めなかった。

これにより、チェルシーはUEFAが定める損失制限を超過。現在クラブは、罰金を含む和解案についてUEFAと協議中で、今後3シーズンにわたる支出抑制計画に合意する可能性が高いという。

同紙によれば、この和解には「再違反時には欧州大会からの除外」という厳罰条項も含まれる可能性があり、チェルシーにとって重大な警告となる。

UEFAによる結果の正式発表は、5月中旬に行われる予定とされており、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ出場の可否にも影響を与える可能性がある。財政規律を巡る議論が続く中、チェルシーの対応に注目が集まる。

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