チームのエースとして期待される菊池 photo/Getty Images
課題は立ち上がり
ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手が日本時間10日、敵地でタンパベイ・レイズ戦に先発。6回6安打4失点と粘りの投球を披露したが、2敗目を喫した。
菊池は、立ち上がりにいきなり捕まる。先頭ヤンディ・ディアスに右前打を浴びるとに1死として後、3番カーティス・ミードにも中前打を許し、一、三塁に。4番クリストファー・モレルは96マイル(約154・5キロ)の直球で見逃し三振に仕留め2死としたが、5番ダニー・ジャンセンを四球で歩かせ満塁のピンチを招いてしまう。すると6番ホセ・カバジェロに投じた初球の直球が高く浮き、ライトスタンドへ運ばれるまさかの満塁弾。いきなり4失点のスタートとなってしまった。
それでも2回以降は立ち直り、相手打線を無失点に抑える粘りの投球を見せた。6回にも1死一、二塁のピンチをむかえたが、満塁弾のカバジェロを見逃し三振に仕留め、後続のココ・モンテスは、二塁手ティム・アンダーソンがライトヘ抜けそうな当たりを飛びつく好プレイで二ゴロ。その時点で味方の援護は3点あり、スコア3−4の状態でマウンドを降りた。
ところがその後は、7回は2番手リード・デトマーズがマウンドに上がり追加点を許し、エンゼルス打線も2本塁打を放って追い縋ったが、結局4-5で競り負け連勝も止まった。
菊池は開幕投手を務め、ここまで2試合連続でクオリティスタートがつく好投を見せていた。今回も試合を通してみれば、調子は決して悪くはなかったが、初回の4失点が影響した。これで菊池は3試合で計18イニングを投げ、防御率は5.00。