マンCでも結果を出すマルムシュ photo/Getty Images
マンC攻撃陣の中心になれる逸材
今季難しい戦いが続いているマンチェスター・シティにとって、希望の光となっているのが今冬にフランクフルトから獲得したFWオマル・マルムシュだ。
マンCはマルムシュ獲得に7500万ポンドもの移籍金を投じており、やや高額との印象もあったかもしれない。
ここまでプレミアリーグでは10試合に出場して6ゴールを奪っており、マルムシュは来季への希望だ。情報サイト『Transfermarkt』も冬の新戦力としてはプレミアの歴史に残るほど印象的なスタートと取り上げている。
例えば2011年の冬にサンダーランドからアストン・ヴィラに移籍した元イングランド代表FWダレン・ベントは、冬の加入からリーグ戦16試合で9ゴールを記録。2020-21シーズンにマンチェスター・ユナイテッドからウェストハムにレンタル移籍したMFジェシー・リンガードも同じく16試合で9ゴールを記録していて、冬の移籍からプレミア9ゴールは歴代4位タイの多さだ。
マルムシュはここまで6ゴールを挙げているため、今季終了までに残り4ゴールを決めればベントやリンガードの数字を超えることになる。
ちなみにプレミア史上最多は、2011年の冬にフライブルクからニューカッスルに加入したFWパピス・シセだ。シセはシーズン途中にも関わらず、そこからのプレミア14試合で13ゴールと大ブレイクを果たした。一般的にシーズン途中となる冬の移籍は難しいとされるだけに、いきなり13ゴールを挙げるのは見事と言うしかない。
冬の加入からスムーズにフィットしたマルムシュには来季の活躍も期待できそうだが、マンC攻撃陣の起爆剤となっていけるだろうか。