パエス、ブラジルの新たな天才エステヴァンもやってくる 豪華に...の画像はこちら >>

フラム戦でゴールを決めたタイリーク・ジョージ photo/Getty Images

ジョージもフラム戦でゴールとアピール

チェルシーにとっては嬉しい悩みと言えるが、気になるのが来季以降の2列目だ。

20日に行われたプレミアリーグ第33節のフラム戦では、途中出場から19歳のU-19イングランド代表FWタイリーク・ジョージがプレミア発得点を記録。

今季より徐々にトップチームでの出番を増やしており、ウイングでプレイするジョージは来季から本格的に戦力と計算できるかもしれない。

しかし、ライバルはいる。何よりの脅威はブラジルのパルメイラスから合流予定のFWエステヴァン・ウィリアンだ。今月24日に18歳の誕生日を迎えたばかりのエステヴァンだが、すでにブラジルA代表でも4試合を経験。パルメイラスのトップチームでも通算67試合で21ゴール11アシストの成績を残しており、早くも将来のバロンドール候補なんて期待もある。

レフティーのエステヴァンは主に右サイドでプレイする選手で、ジョージとタイプが同じというわけではない。しかしチェルシーには他にもペドロ・ネトやノニ・マドゥエケ、コール・パルマーなど2列目に優秀な選手が揃っているだけに、ジョージがポジションを確保していくのは簡単ではない。

英『Football Fancast』は、現段階ではエステヴァンの方がジョージより評価は上と見ており、ポジションを争うことになればエステヴァンが優先されると見ている。

「ブラジルより出てきた新たな天才は、パルメイラスの主力として相手守備陣を脅かし続けている。すでにチェルシーのトップチームでプレイする準備は整っているようにも見え、本人も(チェルシーでの)先発入りへインパクトを与えたいと考えているはずだ。理想的にはジョージとエステヴァンの2人は来季から活躍してほしいが、もし両者がポジションを争うことになればエステヴァンの方が多く機会をもらうことになるだろう」

チェルシーは5月4日に18歳の誕生日を迎えるエクアドル代表MFケンドリー・パエス(インデペンディエンテ)とも契約を結んでいて、2列目の争いは熾烈になっていくと予想される。パエスやジョージはレンタル移籍からチャンスを狙っていくことになるかもしれないが、果たしてチェルシーは期待の若手たちをどう育てていくのか。
顔ぶれはかなり豪華で、全員がフィットすれば驚異の2列目となる。

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