レアルを指揮するアンチェロッティ photo/Getty Images
今季は走行距離の少なさが問題になることも
23日に行われたラ・リーガ第23節ではヘタフェを1-0で撃破したものの、レアル・マドリードにはどこか重苦しい空気が漂っている。チャンピオンズリーグ準々決勝でアーセナルに完敗を喫したダメージは大きく、26日に迫るバルセロナとのスペイン国王杯・決勝へ不安は残る。
いったい今季のレアルはどこに問題があるのか。『ESPN』はチーム全体のハードワークが不足している点を問題視している。
昨季のレアルはリーグとCLの2冠を達成しているが、圧倒的な力で制したわけではない。特にCLに関しては、レアルを優勝候補に推す声はそれほど多くなかったと言える。
しかし選手全員がハードワークし、欧州の頂点に立った。その戦い方はやや地味なところもあったかもしれないが、スター集団がハードワークした時の強さを思い知らされたシーズンでもあった。同メディアは、そのメンタリティが失われたと分析する。
「チームスポーツのサッカーにおいて、『集団的な姿勢』こそ重要ではないだろうか。アンチェロッティが昨季の成功時によく口にしていたフレーズが『チームとしてのコミットメント』であり、ヴィニシウスやベリンガムといったスター選手たちの献身的な姿勢をアンチェロッティは常に称賛していた。しかし、今季はそれが消えた」
「今季は運動量の部分が問題になるケースが多い。CLアーセナル戦の1stレグでは、アーセナルがチームで113.9km走ったのに対してレアルは101.2kmの走行距離に留まった。2ndレグでは108.1kmまで増えたものの、アーセナルは117.6kmを走っている」
走行距離が全てというわけではないが、今季はFWキリアン・ムバッペも加わった。
ムバッペ、ヴィニシウス、ロドリゴ・ゴエスの3トップは強烈だが、攻撃だけで押し切れるわけではない。このあたりはアンチェロッティもバランスを見つけるのに苦労している部分だろう。