マンU時代はあんなシュート打ってなかった? アントニーの右足...の画像はこちら >>

フィオレンティーナ戦でドリブルを仕掛けるアントニー(左) photo/Getty Images

ベティスを勝利に導く右足

チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに比べると話題に挙がる機会が少ないが、今週はUEFAカンファレンスリーグも準決勝を迎えていた。

準決勝1stレグでは優勝候補筆頭であるチェルシーが敵地でユールゴーデンを4-1で撃破し、もう一方のカードではレアル・ベティスがホームでフィオレンティーナを2-1で撃破した。

このベティスVSフィオレンティーナの一戦で再会を果たしたのは、ベティスのFWアントニーとフィオレンティーナのGKダビド・デ・ヘアだ。両者はマンチェスター・ユナイテッドで一緒に戦っていた期間があり、今回カンファレンスリーグで再会することになったのだ。

1stレグで勝者となったのはアントニーだ。アントニーは64分に右足のシュートでデ・ヘアの守るネットを揺らしており、これが決勝点となった。

そしてこの一撃に誰より驚いているのがデ・ヘアだ。というのも、マンU在籍時のアントニーは利き足と逆の右足でシュートを決めるような選手ではなかったからだ。スペイン『SPORT』によると、試合後にデ・ヘアは冗談交じりにアントニーの一撃を振り返っている。

「彼とは何度も一緒にトレーニングしてきたけど、どのトレーニングでも右足でゴールなんか決めたことなかったよ。彼は本当に優れた選手で、今は自信を持って1対1を仕掛けている。自信がクオリティを引き出すんだ。素晴らしいゴールを決めたね。ボールの出所が見えなかったんだ。目の前に選手がいてね。彼は右足で上手くインパクトした。マンチェスターで難しい時間を過ごしてきた彼が良い選手であることを証明してくれていて、本当に嬉しいよ」

マンUでは通算96試合で12ゴール5アシストの成績しか残せなかったアントニーだが、それがベティスではすでに6ゴール4アシストを記録している。デ・ヘアが別人のようだと驚くのも無理はない。

ベティスとフィオレンティーナもカンファレンスリーグ優勝を狙えるチームであり、ベティスの方はアントニーがそのキーマンとなるかもしれない。

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