リヴァプールでプレイするマクアリスター photo/Getty Images
チームのプレミア制覇に欠かせなかった実力者
今季はチャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリード相手に強烈なフリーキックを2発叩き込むなど、アーセナルMFデクラン・ライスの評価が上昇している。現世界最高のセントラルMFの1人であり、攻守両面でハイレベルな選手だ。
しかし、プレミアリーグにはライスよりもハイレベルなセントラルMFがいると主張する者がいる。リヴァプール担当のデヴィッド・リンチ記者がライスより上と絶賛するのは、リヴァプールMFアレクシス・マクアリスターだ。
今季のプレミアを制したリヴァプールではMFライアン・グラフェンベルフの成長ぶりが話題になってきたが、同記者はマクアリスターのことをもっと評価すべきと主張する。
「マクアリスターがプレミア最高のセントラルMFだと思う。今季彼を超えるMFがいたか考えてほしい。ライスも素晴らしい選手だとは思う。マクアリスターの場合はライスほどの走力はないが、それをクレバーなポジショニングや粘り強さで補っている。そして足下の技術はライスより上だと思う。ライスは足下の技術面で少し動きが重いところがある」
「マクアリスターは別格だよ。走力やサイズに欠けることもあり、サッカー界全体だけでなく、リヴァプールサポーターの間でも過小評価されているのではないかと思う。彼は本当に信じられないほど素晴らしい選手なのに、リヴァプールが3500万ポンドと手頃に彼を獲得した事実があまり語られていないんだ」(『Sportmole』より)。
得点やアシストを量産しているわけではないが、攻撃に創造性をプラスするうえでチームに欠かせない選手であることは確かだ。