リヴァプールで活躍したジェラード photo/Getty Images
攻撃も守備も超一流
攻撃から守備まで、何でも出来る万能プレイヤーといえばサッカーファンは誰を思い浮かべるだろうか。
マンチェスター・シティやリヴァプールでプレイしてきた現ブライトンMFジェイムズ・ミルナーが挙げたのは、同じイングランドの先輩MFスティーブン・ジェラードだ。
「これまで一緒にプレイした中で最高のオールラウンダーだよ。左足、右足、ヘディング、シュート、守備。どのポジションでプレイしても彼は活躍していただろうと思うと恐ろしいよ」(『GIVE ME SPORT』より)。
ミルナーはこのように語っているが、実際にジェラードは何でも出来る選手だった。本職はセントラルMFだが、時にはサイドバックからサイドハーフ、トップ下もこなしてきた。
弱点らしい弱点がなく、リヴァプールでは抜群のリーダーシップも発揮してきた。精度の高いロングパス、代名詞とも言える強烈ミドルシュート、守備でも後方からボールを狩り取るタックルを見せることがあり、ジェラードほど弱点の少ない選手も珍しいだろう。