今季はインテルが決勝へ photo/Getty Images
欧州カップ戦でも結果が出ている
チャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナを撃破し、決勝へと駒を進めたインテル。インテルは2022-23シーズンにもチャンピオンズリーグ準優勝の成績を収めているが、これはイタリアサッカー界の復権と捉えてもいいのだろうか。
英『Daily Mail』はチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグを合わせると、過去3シーズンでイタリア勢が6チーム決勝に進んでいると注目している。
昨季はアタランタがELを制覇しており、一昨季はローマが準優勝の成績を収めている。カンファレンスリーグでは2シーズンとも準優勝だったが、2022-23シーズンと2023-24シーズンの両方でフィオレンティーナがファイナルに進んでいる。カンファレンスリーグはあまり注目されないが、2021-22シーズンにはローマが初代王者に輝くなど、イタリア勢が結果を残してきた。
そして今季はインテルのCL決勝進出だ。現在のイタリア勢では最も安定感のあるチームだが、そのインテルが現在国内リーグで2位になっていることも注目に値する。今季はアントニオ・コンテ率いるナポリが粘り強い戦いで首位に立っており、同メディアはこれも今のイタリアサッカー界の競争力を象徴しているのではないかと取り上げている。
インテルがCLを制覇できれば、評価は確実に上がるだろう。イタリア勢が最後にCLを制したのは2009-10シーズンのことであり、15年ぶりのCL制覇には大きな価値がある。
2年前はあと一歩で涙を呑んだが、今季こそ欧州の頂点に立てるだろうか。その時イタリアサッカー界の評価は変わるはずだ。