今季のEL決勝はプレミア対決に photo/Getty Images
CL出場権もかかる
今シーズンのEL決勝はトッテナム対マンチェスター・ユナイテッドというプレミアリーグ対決となった。
両者はプレミアリーグが誇るビッグクラブだが、今シーズン国内リーグでは大苦戦を強いられた。
失敗のシーズンという見方が強まるなか、両チームにとっての希望の光がELだ。タイトルを獲得できれば、クラブに集まる厳しい視線も和らげることができる可能性があるが、英『Daily Mail』は「ヨーロッパリーグの決勝戦は、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムにとってトロフィー以上の意味がある」と主張している。
「マンチェスター・ユナイテッドにとって、重要なのは金銭や新たなトロフィー獲得のチャンスではない。アモリムにとって、ヨーロッパリーグで優勝することは、このチームを再び勝利マシンに変えることができるという信念を育むチャンスなのだ」
「一方のトッテナムにとって、これは文化を変える以上の意味がある。それは長年の重荷を降ろすこと、そして優勝を目前にして敗北を喫する『スパーズ』という印象を払拭することと同じくらい重要なことなのだ」
低迷続くユナイテッドにとっては勝者のメンタリティを取り戻す一戦に、そしてタイトルにあと一歩届かぬ状況続くトッテナムにとっては歴史を変える一戦になると綴っている現地メディア。さらにこの決勝の結果は両チームの指揮官の将来にも関わってくると伝えている。
ELを優勝すれば、来シーズンのCL出場権も手にすることができるため、今夏の補強にも大きな影響を及ぼすだろう。「両チームのシーズン最大の試合であるだけでなく、今後数年間の運命を大きく変える、あるいは破滅させる可能性を秘めた一戦」と、同メディアは伝えているが、EL決勝は両チームにとってクラブの未来をかけた一戦になるかもしれない。