ジェイミー・キャラガー氏 Photo/Getty Images
痛烈な一言
リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏が、ヨーロッパリーグ決勝で敗れたマンチェスター・ユナイテッドに対し、痛烈な皮肉を浴びせた。その投稿がサポーターの間で話題となっている。
ユナイテッドはトッテナムとの決勝戦で0-1の敗戦を喫し、今季無冠が確定。これで来季の欧州大会出場権も逃し、プレミアリーグでも最悪17位でシーズンを終える可能性が残るなど、クラブ史上屈指の惨状を呈している。
キャラガー氏がX(旧Twitter)上に投稿した言葉は「Lads, it’s Man United!」という皮肉。これはかつてサー・アレックス・ファーガソンが「Lads, it’s Tottenham(相手はトッテナムだぞ)」と選手たちに語り、軽視しても勝てると鼓舞していた伝説の言葉を皮肉ったものだ。
このフレーズはロイ・キーン氏が2014年に明かしたもので、ユナイテッドがスパーズ戦を迎える際、ファーガソンは長々とした指示を避け、たった一言で士気を高めていたという。「トッテナム戦だった。みんな“やれる相手”だと思っていたし、監督も『Lads, it’s Tottenham』とだけ言った。あれは最高だった」とキーン氏は語っている。
だが、そのトッテナムにユナイテッドは今季4度敗北。特に今季唯一のタイトルが懸かった決勝戦での敗北は、決定的な屈辱であった。
今回のEL敗退は今夏の補強の質や規模に影響が出る可能性が高く、ルベン・アモリム監督も「クラブとサポーターが望むなら、補償金なしで明日にでも辞める」と発言。