厳しい評価を受けるオナナ Photo/Getty Images
限界が露呈
UEFAヨーロッパリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッドはトッテナムに0-1で敗北。試合を決定づけた42分の失点には、再びアンドレ・オナナへの激しい批判が集中したようだ。
この試合、決勝点となったのはパペ・マタル・サールの鋭いクロスがルーク・ショーに当たってコースが変わり、さらにオナナが弾ききれずゴールへと押し込まれた場面だった。大一番でのプレイに、X(旧Twitter)上ではファンの怒りが爆発。「オナナは今まで見た中で最悪のゴールキーパーだ」「またオナナのミスだ」「トップレベルで彼以上にひどいGKは見たことがない」など、辛辣な声が飛び交った。
さらに、「ドンナルンマなら止めていた」「手が弱すぎる」「もう二度とユナイテッドでプレイすべきではない」といった意見も続出。一部ではショーの対応を問題視する声もあったが、矛先の多くはオナナに向けられた。
カメルーン代表GKは2023年夏にエリック・テン・ハーグ監督の下で加入したが、その不安定なパフォーマンスは一貫して物議を醸してきた。『Opta』によれば、オナナは2003-04シーズン以降で900分以上出場したユナイテッドのGKの中で、最も低いクリーンシート率と、2番目に低いセーブ率を記録している。
ネマニャ・マティッチからも「ユナイテッド史上最悪のGKの1人」と評されたオナナだが、それでも現地報道では「今夏の補強においてGKは優先事項ではない」との見解も示されている。とはいえ、エミリアーノ・マルティネスの名前が候補として挙がるなど、新たな守護神の必要性は現実味を帯びつつある。
ユナイテッドが夏の市場でどのような決断を下すか、注目が集まる。