去就が不透明なサネ Photo/Getty Images
年齢とコストが焦点
アーセナルがチェルシーと争っていたバイエルン・ミュンヘン所属レロイ・サネの獲得レースから正式に撤退したと『Sky Germany』が報じている。
29歳のサネは今月中にも契約延長にサインすると見られていたが、代理人をピニ・ザハヴィ氏のエージェンシーへと変更。
この状況下で、アーセナルは今夏の補強戦略を見直し、29歳となったサネのような高額な年俸が必要な即戦力ではなく、より若く将来性のある選手にシフトする方針を決定。具体的にはレアル・マドリードのロドリゴやアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズ、ドルトムントのジェイミー・ギッテンスといった20代前半のアタッカーを優先リストに挙げているという。
特にロドリゴに対しては「本気で動いている」とも伝えられており、レアルはシャビ・アロンソ新監督の就任を待って放出の可否を最終決定する構えのようだ。カルロ・アンチェロッティ体制下では放出候補の一人と見なされており、移籍の可能性は十分にあるとみられる。
今後、チェルシーやニューカッスル、アストン・ヴィラといったプレミア勢の動きにも注目が集まる中、アーセナルは一足先に“撤退”という決断を下した。これはミケル・アルテタ監督の中長期的なビジョンの表れなのかもしれない。