モナコのアクリウシェ Photo/Getty Images
評価急上昇中だ
リヴァプールが今夏、最大で5人の補強を検討していると『TBR Football』のグレアム・ベイリー氏が伝えている。その中にはストライカーや左ウイング、攻撃的MFの補強も含まれ、注目の的となっているのがモナコに所属するマグネス・アクリウシェである。
『L'Équipe』の報道によれば、リヴァプールはすでにアクリウシェ側と接触を図っており、その市場評価額は約6,000万ユーロと見られている。右ウイングを主戦場とするこの23歳は、左サイドやトップ下、さらにはストライカーやセンターMFとしても起用可能なマルチロールである。
注目すべきは、同僚の南野拓実が昨年12月に語った言葉だ。モナコ移籍当初からアクリウシェに注目していた南野は、クラブ公式サイトで次のように語っている。
「モナコに来たとき、すぐに彼の存在に気づいた。チームで最高の若手だった。大きなポテンシャルがあるし、昨季はそれを多くの試合で示していた。謙虚で、人間性も素晴らしい。将来が楽しみな選手だし、一緒にプレイできて嬉しい」
アクリウシェはすでにモナコで公式戦96試合に出場し、16得点17アシストを記録。『Football Talent Scout』のヤチェク・クリグ氏も「ドリブラーでありクリエイターでもある」「非常に技術的かつ創造的で、ボールタッチが滑らかで優雅」と絶賛している。
複数ポジションで違いを生み出せるアクリウシェは、来季の複数タイトル挑戦を狙うリヴァプールにとって理想的な補強候補となり得る。ただし、ニューカッスルも獲得に関心を示しているとされ、争奪戦は激しさを増すかもしれない。