去就が注目されるクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty Images
最大のネックは超高額年俸
アル・ナスル所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがインスタグラムの公式アカウント上で「この章は終わった」と退団を示唆する投稿を行ったことから、同選手の去就に俄然注目が集まるようになっている。
ロナウドの今後については、クラブワールドカップ2025に参加するチームと契約して同大会に参加する可能性が取り沙汰されていて、メキシコのCFモンテレイやモロッコのウィダード・カサブランカなどの名前が候補として取り上げられている。
もっとも、クラブワールドカップに参加する全てのチームがロナウドとの契約を望んでいるわけではないようだ。スペイン紙『AS』によれば、パルメイラス、フラメンゴ、フルミネンセ、ボタフォゴといったブラジル勢にはロナウドを即戦力として迎え入れることは検討されていないという。
彼らがロナウドとの契約に消極的な理由は、クラブの財政事情にあるようだ。現在ロナウドはアル・ナスルで年俸2億ユーロ(約328億円)という破格の給料を得ているとされる。これと同程度の条件を提示することは他のクラブにとって現実的にほぼ不可能であり、『AS』は「ロナウドが来てくれたらいいなと思っているが、それは無理だ。現時点でロナウドと契約できるクラブがブラジルにあるとは思えない」というクラブ関係者のコメントも伝えている。
ロナウド本人が大幅な給料の減額を受け入れない限り、クラブワールドカップ2025でプレイするどころか新天地を見つけることも難しいかもしれない。