フランクフルトに加入したワヒ photo/Getty Images
今冬に加入した点取り屋
近年のフランクフルトは、センターフォワードの補強を次々とヒットさせてきた。
2020-21シーズンにFWアンドレ・シウバがシーズン全体で29ゴールと大爆発し、その翌年にライプツィヒに引き抜かれると、フランクフルトは代わりにフランスのナントを離れたFWランダル・コロ・ムアニをフリーで獲得。
コロ・ムアニは1年目から23ゴールと大活躍し、僅か1年でパリ・サンジェルマンに引き抜かれた。その後釜としてフランクフルトが獲得したのがエジプト代表FWオマル・マルムシュで、ヴォルフスブルクで伸び悩み気味だったマルムシュがフランクフルトでいきなりの大活躍。昨季は17ゴール、今季は前半戦だけで20ゴールを挙げ、マンチェスター・シティに引き抜かれた。
現在マルムシュの後継者となっているのはフランス人FWウーゴ・エキティケで、今季はシーズン全体で22ゴールを挙げた。しかし、22歳のエキティケもすでにビッグクラブから狙われている逸材だ。フランクフルトはエキティケの後釜も用意しておく必要がある。
期待がかかるのは、今冬にマルムシュと入れ替わる形でマルセイユから加わった22歳のフランス人FWエリー・ワヒだ。フランクフルトは獲得に2600万ユーロを投じており、ワヒがNEXTエース候補なのだ。
しかし、今季はブンデスリーガ8試合で1ゴールも奪えなかった。フランクフルト初ゴールは来季に持ち越しとなり、スタートダッシュは失敗だ。
移籍金額から考えれば、フランクフルトのワヒにかける期待は大きいだろう。今季はブンデスリーガ3位でフィニッシュしたが、この好調を維持するにはゴールゲッターの活躍が不可欠。