イプスウィッチのリアム・デラップ photo/Getty Images
父はロングスローの名手だ
プレミアリーグのチェルシーはニコラス・ジャクソンに続くストライカーの獲得を目指しており、イプスウィッチのリアム・デラップ加入が濃厚と報じられている。
『THE Sun』ではデラップがジャクソンより優れている3つの理由と題して、新ストライカー候補であるイングランド人FWを分析している。
まず、1つ目が最終ラインでの動き出しだ。イプスウィッチの攻撃時には彼に対して2人以上のマークが付くが、巧みなランニングで相手をかわし、シュートを打てる体勢を整えている。
抜け出すタイミングも絶妙で、オフサイドにかかった回数はジャクソンよりも少ない(ジャクソンが23回、デラップは14回(データは『Sofa Score』より))。
2つ目はターゲットマンとしてエリア内で輝くことができる点だ。味方の意図を素早く読み取ってクロスに合わせられる選手で、186cmの長身と跳躍力で空中戦を制す。今季は58回のエアバトルに勝利しており、これはジャクソンの22回の倍以上の数字である。
そして3つ目が相手ディフェンスラインの背後を狙う動きだ。24-25シーズンのイプスウィッチは攻められることが多かったが、後方からのロングフィードをデラップが収めて攻撃を前進させており、スピードと強力なポストプレイを武器にチームに貢献していた。スピードもある選手で、パサーであるコール・パーマーの実力がより発揮されることになるか。
パーマーとはマンチェスター・シティ時代にユース年代でともにプレイしており、チェルシーで再び共闘することになるのだろうか。